2099年12月31日木曜日

目次



目 次


1.研究の概要


2.研究メンバー構成


3.これまでの研究活動

 (1) これまでの調査の概要

 (2) インタビュー調査記録(部分)


4.各メンバーの研究成果

 (1) 主な論文など

 (2) 各メンバーの研究ノート






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研究メンバー



研究代表者

黒岩 高 (KUROIWA TAKSHI
武蔵大学人文学部教授 (中国ムスリム社会史・文化史)
役割:研究全体の統括、現地調査の実施

研究分担者

① 吉澤誠一郎(YOSHOIZAWA SEIICHIRO
 東京大学大学院・人文社会系研究科 准教授 (中国社会経済史)
役割:現地調査の計画・実施(とくに社会経済領域)、中国研究機関との連絡

② 佐藤 実(SATO MINORU
大妻女子大学・比較文化学部 准教授 (中国思想史・科学史)
役割:現地調査の実施(とくに言語文化領域)

③ 森本一夫(MORIMOTO KAZUO
東京大学・東洋文化研究所 准教授 (西アジア史・系譜学)
役割:現地調査の実施(アラブ・ペルシャ語碑文の収集)と収集資料(アラブ・ペルシャ語碑文)の読解・分析

④ 中西竜也(NAKANISHI TATSUYA
京都大学・白眉センター 助教(中国ムスリム社会史・思想史)
役割:現地調査の実施(アラブ・ペルシャ語碑文の収集)と収集資料(アラブ・ペルシャ語碑文)の読解・分析

(3)連携研究者

① 青木 隆(AOKI TAKASHI
 日本大学・文理学部 教授(中国思想史)
  • 但し、20102011年度、研究分担者。
役割:現地調査の実施(とくに言語文化・思想領域)

② 古市大輔(FURUICHI DISUKE
金沢大学・歴史言語文化学系 准教授 (中国経済史)
  役割:現地調査の実施(とくに社会経済領域)

(4)研究協力者

 ① 矢島洋一
 京都外国語大学非常勤講師 (西アジア・中央アジア史)
 役割:現地調査の実施(アラブ・ペルシャ語碑文の収集)

 ② 宮田義矢
武蔵大学人文学部非常勤講師 (宗教学・秘密結社研究)

 役割:現地調査の実施(とくに伝統文化領域)

2099年12月30日水曜日

これまでの調査の概要

これまでの調査の概要


平成21年度

  1. 河南省回民コミュニティ調査
期間:729日~88
場所:河南省開封市・鄭州市周辺の回民コミュニティ
参加者:研究代表者(黒岩 高)、研究分担者(吉澤誠一郎・佐藤実・森本一夫)、連携研究者(青木隆、古市大輔)
  2. 河南省回民コミュニティ追跡調査、通州市、済寧市回民コミュニティ予備調査
期間:平成22226日~38
場所:河南省開封市清真北大寺・朱仙鎮清真寺、北京市通州・山東省済寧市の回民コミュニティ
参加者:研究代表者(黒岩高)と連携研究者(青木隆)

 平成22年度

1. 山東省回民コミュニティ調査
期間:89日~819
場所:山東省済南市・済寧市の回民コミュニティ
参加者:研究代表者(黒岩高)、研究分担者(吉澤誠一郎、青木隆)、連携研究者(古市大輔)、研究協力者(中西竜也)
 2. 山東省回民武術調査
期間:平成23221日~年32
場所:山東省済南と徳州の回民コミュニティ
参加者:研究代表者(黒岩 高)と研究協力者(宮田義矢)
 3. 広州市、武漢市回民コミュニティ調査
期間:平成23年、38日~315
場所:広東省広州、湖北省武漢周辺の5つの回民コミュニティ
参加者:研究代表者(黒岩 高)、研究分担者(佐藤実・青木隆)、研究協力者(矢島洋一)

平成23年度

1. 天津市、陝西省北部回民コミュニティ調査
期間:821日~830
場所:天津市、陝西省北部の回民コミュニティ
参加者:研究代表者(黒岩 高)、研究分担者(吉澤誠一郎・青木隆)
 2. 河北省滄州市回民コミュニティ調査
期間:平成24219日~33日の
場所:河北滄州市内の回民コミュニティ
参加者:、研究分担者(佐藤実・青木隆)研究協力者(中西竜也)
 3. 台北市清真寺調査
期間:328日~331
場所:台北市内の各清真寺(モスク)
参加者:研究代表者(黒岩高)

 平成24年度

  1. 甘粛・西寧回民コミュニティ調査
期間:820日~831
場所:甘粛省臨夏市、蘭州市、天水市、青海省西寧市の回民(中国ムスリム)コミュニティ
参加者:研究代表者(研究代表者)、研究分担者(吉澤誠一郎・佐藤実・森本一 夫・中西竜也)、連携研究者(青木隆・古市大輔)
 2. 江蘇省回民コミュニティ調査
期間:91日~9月6
場所:江蘇省高郵市の回民コミュニティ
参加者:研究代表者(黒岩高)、連携研究者(青木隆)
 3. 天津・北京回民コミュニティ調査
期間:813日~820
場所:北京市・天津市のムスリム・コミュニティ
参加者:研究代表者(黒岩高)
 4.台北市回民関連資料調査
期間:平成25225日~227
場所:台北市内の清真寺(モスク)、国立図書館

参加者:研究代表者(黒岩高)

インタビュー記録(部分)目次

調査メモ(部分)目次

 ここでは、合同調査の際のフィールド・ノートの一部を紹介する。参加者各人の覚え書きの一部を日程ごとにつなぎ合わせたものである。以下の点をご了承いただければ幸いである。

 (1)地図や位置関係がはっきりするもの、あるいは「政治的発言」の含まれるものなど、現地当局が好まないと予想されるものは、割愛してある。また、未整理ものや、個人的興味の強過ぎるものも割愛してある。

 (2)教長(モスクの住職)やイスラーム協会の会長・副会長レベルのインフォーマントについては実名を明記した。これは、インタビューの性質上、当然本人の了解済みであるし、立場からして仮名にしても容易に特定できてしまうという理由もある。一般ムスリムのインフォーマントの場合は、特別な例を除き、実名を明記しなかった。

 (3)あくまでも各参加書のメモを継ぎ足したものであるため、形式に不統一がある。また、適宜表現をあらため、注釈を加えてはいるが、ほぼ原状を保ったものである。

 (4)「突撃型」のインタビューがしばしばあるのには、次のような理由がある。本研究が対象とした回民(現代中国の民族区分では回族)はムスリムを中核とし、かつ少数民族であるため、様々な環境要因に左右されやすい。そのため、国外からアポイントメントをしっかり取ったとしても、インフォーマントがそれに答える可能性は非常に低く、それが確実となるのは現地に到着してからであることが多かった。また、現地機関に協力を要請しても、彼らが用意してくれた以外のインフォーマントに現地で頼ることが多くなるという傾向もあった。そのため、日本国内から事前にアポイントメントを取ったことも少なくないが、概ね見込みのあるコミュニティを選んだ上で、現地でインフォーマントを獲得し、以降の継続調査に役立てるという形が大勢を占めたのである。

 (5)ここで紹介するのはインタビュー調査の一部に限られる。碑文収集、文献収集に関わる調査記録は違う形で開示する。









7 2012年度 森本一夫氏の手記――調査記録にかえて




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